嫌いなものを減らす

好きなことに夢中になるのは楽しいけれど、

嫌うことに一生懸命になるととても疲れます。 

貴重なエネルギーを嫌うことに使うなんて、

ばかばかしいと思いませんか?

 

人が何かを嫌うのは、

自分にとって不都合や不利益なことか、

自分のいやぁな部分を相手の中に見るときです。

 

そうかもしれないと思って、

一度自分の気持ちと向き合ってみてください。

必ず理由が見えてきますよ。

 

すると、それ以上嫌い続ける意味がなくなってしまうでしょう?

だって、相手が悪いのではなかったのだから。

相手はあなたのこだわりに気づかせる役を、

引き受けてくれたのだから。

 

そう思えたら、

嫌いな人やものが気にならなくなります。

もしかしたら、感謝したくなるかもしれません。

 

それでも、どうしても嫌いだったら、

それはそれでOK

なくそうとしないで減らそうと思えばいい。

 

世の中にあるのが、

たくさんの好きなものと、

同じくらいの気にならないものと、

ほんの少しだけの嫌いなものになったら、

憂鬱が気楽に変わると思いませんか?

 

文 作家心理カウンセラー宇佐美百合子