生きてるあいだは、 胸をひきさかれるような悲しみに たびたび出会う。 自分では、どうすることもできなくて、 ただ、泣き叫ぶ。 悔しくて、腹が立って… いっそ、消えてしまいたい… と、絶望の淵をさまよう。 でも、 ありとあらゆる出来事は、 ただ一度しか…

若いときは、 精妙なひかりを放つものに出会っても 気づけなかった。 そのひかりを打ち消すほど、 自分がギラギラしてたから。 踏まれても踏まれても、 ひたむきに生きようとする 草花が、放っているひかり。 自分が苦しいときでも、 そっと、人のために祈る…

トシはとりたくないねぇ 好きでトシとったわけじゃない それを何回いったところで、 数は減らない。 からだは、 成熟すれば、老いていく。 それは仕方ないけど… こころは、 成長すれば、余分なものが落っこちる。 不純物がなくなって、 透きとおってくる。 …