自分の言ったことに、
思いっきり反発して怒鳴られたら、
自分の態度に、
真っ向から抵抗されたら、
誰だってひるみますよね。
もし、罵声を浴びせられれば、
誰だってびっくりしますしね。
それどころか、
大きく傷つくかもしれません。
きっと、その人のことをきらいになるでしょう。
でも、ちょっと引いて思い出してください。
抵抗は助けを求める心の叫びだって。
そんなんじゃない、それじゃ困るんだ!
本当はこんなに怖いんだよう!
どうしてわかってくれないの!
理解という愛に飢えた心が、
素直に言えないばかりに、
怒りとなって吹き出したのです。
ほんの少しでもその気持ちがわかれば、
あなたの傷口も小さくなって、
本当はもっと傷ついているその人に、
そっと手を差し伸べてあげることができるかもしれません。
もしかしたら、
あなたのまわりで抵抗しているのは、
そんなあなたのやさしさを持っている人かもしれませんね。
文 作家心理カウンセラー宇佐美百合子