2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

夜の闇

こころがちぎれそうな一日が、 ようやく、おわった。 ベッドにもぐりこんで、 いつもは大嫌いな夜の闇に とっぷり、おおわれる。 今は、しはらく、 なんにもない世界に浮かんでいたい。 あしたのことは、 あしたになってから考えよう・・・ 文 作家・心理カ…

いつ、涙がこぼれても、 こまった・・・なんて思わないで。 涙は、あふれたいだけあふれて、 胸につかえているものを 洗い流してくれるから。 ときには、涙に、 傷ついたこころをあずけて、 思う存分、 自分のために泣いたらいい。 文 作家・心理カウンセラー…

愛の力

この人を助けたいと思ったら、 迷わず、手を差し伸べよう。 どう思われるだろうか・・・ という憶測はいらない。 役に立てないかもしれない・・・ という心配もいらない。 そんなことを考えてたら、 どんどん愛から遠ざかっていく。 相手のことだけ考えて、 …

800歳

樹齢800年という大木を、 尊敬のまなざしで、あおぎ見た。 そんなに長く生きるって どんな気分? 人間が、自然に対してしてきたことを どう思ってる? あきれてる? ちょっと怒ってる? それとも、許してる? あなたは、なにも答えないで、 人間たちに与えつ…

種まき

人生は、 宇宙というグランドでくり広げられる 思いのキャッチボール。 自分が かつて、他の人に渡したものを、 いつか、別の人から受けとる。 あたかも、偶然に見える 必然のオンパレード・・・ だから、 つらくだって、がんばれる。 うーんと反省して、 い…

自分を信じて

自信がないって、 こころがしぼんでいくとき、 できないかもしれないって、 自分のこと、疑ってない? できないかもしれないじゃなくて、 できるかもしれないってかんがえようよ。 ううん、今日からは、 できるかもしれないもやめて、 きっとできる!って信…

コップ一杯の水

ジリジリと日差しがきつくなると、 早く秋にならないかなっていう。 そういう人は、たいてい、 冬に、夏を恋しがって、 夏に、冬をしのんで過ごす。 若いときは 早く大人になりたがって、 大人になれば 子どものころにかえりたがるのと どこか似てる。 それ…

ぺんぺん草

ぺんぺん草の、ひとりごと。 ナズナと呼ばれ呼ばれようが、 ただの雑草と思われようが、 それは、どうだっていい。 生きて、生きて、生きのびて、 ほかの生命の役に立つために 生まれてきたんだから。 自然とともにあるものたちは、 宇宙の大原則を 忠実に守…

空と雲

たまには、 ぼうっと、空を見てすごそうよ。 空は、じっとして動かないけど、 雲は、少しもじっとしていない。 変わらないもののなかで、 変わるものが遊んでる・・・ 人間も、 おんなじかもしれない。 空と雲から、できてる。 変わることのない大きな自分の…

発見のよろこび

子どものころ、 よく冒険ごっこをした。 ドキドキ、ワクワク、 お金はかからない。 発見のよろこびが、すべてだった。 大人になっても、 瞳を輝かせて、ときめいていたかった。 なのに・・・ ドキドキ、ワクワクは消えて、 無難なことばかり考える自分がいる…

子どものころに

朝、目が覚めて鏡を見た。 そこには、 ボロボロに疲れた自分の姿があった。 こんなはずじゃなかった。 思い描いた暮らしをするために、 がんばってきたのに・・・ 打ちひしがれてないで、 ちょっと、休もうよ。 分別のある大人の自分を、 今は、横において、…

まっすぐに

背の高い糸杉たちに囲まれて、 土のうえに寝っころがった。 まんなかに、青空が見える。 遠くのほうで、サワサワッと音がして、 枝葉が風に揺れた。 木漏れ日も、いっしょに揺れた。 まるで、 大自然の万華鏡をのぞいてるみたい。 お日様に向かって、 一丸と…

雲とわたし

ドラゴンのような形の雲が、 ゆったりと流れていく。 ポカンと見とれてたら、 雲に、マヌケ顔を見られた。 この前は、 ぶりぶり怒ってる顔で、 その前は、 グチャグチャの泣き顔だった。 雲は、 どんなわたしも黙って見てる。 ぜったいに、 こっちのほうがい…

トリよ

朝もやのなかに響きわたる トリたちのさえずり・・・ 目を覚まして、カーテンを開けた。 窓辺の木に、 一羽のトリがとまってる。 さかんに首をかしげて、 こっちの様子をうかがってる。 おはよう、コトリさん。 わたしのこと、どう思う? エラそうに歩きまわ…

野の花のように

野の花は、 野の花のまま。 それ以上になろうとも、 それ以下でいようともしない。 いつも、純粋で、素直で、 疑う余地がない。 自然のものたちは、 分をわきまえてるから、 みんな、可憐。 わたしは? 大きく見せようとして背伸びをし、 自信をなくして、た…