イラッとしたら自分にほほえみかけて

どんな雑音も、それ自体があなたをイラつかせるわけではありません。

 自分がとても集中してるときは、隣の人が電話で話す声も、動いて立てる物音も、不思議なくらい気にならないものです。

 でも、心が別のことでいっぱいいっぱいだと、些細な音が気になり、目の前のことに集中しようとすればするほど耳が雑音を拾ってしまうんですね。

 そんなときは、いったんすべきことを中断して、リフレッシュするのが一番です。ゆっくりお茶を飲んだり、野外に出てひと息いれましょう。

 そんな時間もないという人は、いい方法があります。満面の笑みを自分にプレゼントという方法です。

 鏡のまえでフルスマイルを作って、そのまま三十秒間キープしてみましょう。

 笑顔はすべてを正してくれる曲線とアメリカの女優、フィリス・ディラーが言ったように、少しのあいだ笑顔でいると心の乱れが収まってきます。

 きっと、マイペースでいいんだと思えるようになりますよ。

 

文 作家心理カウンセラー宇佐美百合子

 

 

思考を変えればいつか運命も変わっていく

 あなたがこんなじぶんじゃダメだと悩むノバ、このまま終わりたくない。なんとかして自分自身を変えて、運命を変えたい!と願うからなんですよね。

 その方法を示す、こんな格言があります。

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。

言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。

行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。

習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。

性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

 日ごろ、あなたが何気なく思ったり考えたりしてることを振り返ってみてください。その内容は明るいですか?暗いですか?

 もし暗いと感じたら、物事や自分のなかの明るい面に注目するように心がけましょう。そして、会話をするときも明るい言葉で表現するのです。

 そうすれば、きっとすべてが自然に変わっていくから。

 

文 作家心理カウンセラー宇佐美百合子

笑顔でいることは幸福への近道

 心がゆるんでいるときの顔はニコニコして穏やかです。

 かたや、心が沈んでいるときの顔はふてくされてこわばっています。

 今、そっと顔に手をあててみて、もしこわばっていたら、何か思うようにならないことがあって気が滅入っているのかもしれませんね。

 だったらなおのこと、表情だけでもニコッとしませんか?

 そう言われても急に笑ったりできない…と思うなら、ペンか割り箸を横にしてみて。口角をイーッと上げていると、それだけで楽しい気分になっていくから。これは脳の実験で証明されていること。口角を上げると、実際におもしろいことがなくても、脳は楽しいんだなと錯覚して心をゆるめてくれるのです。

 笑う門には福来たるということわざがあります。

 空を仰ぐのに理由なんていらないように、ニコニコすることにも理由なんていりません。楽しい表情で心をゆるめて、幸運を呼び込みましょう!

 

文 作家心理カウンセラー宇佐美百合子

 

 

真心

人生がうまきいくヒケツは、

 

なんでもできなくちゃいけないって、

気負わないことだよ。

 

なにもかもうまくやろうとして、

嘘をつかないことだよ。

 

自分自身に誓うことは、

ただひとつだけ。

 

人に対しても、自分に対しても、

真心を尽くすということ。

 

それさえ守っていたら、

知らないうちに、幸運が舞いこんでくるよ。

 

文 作家心理カウンセラー宇佐美百合子

 

まっすぐに

背の高い糸杉たちに囲まれて、

土のうえに寝ころがった。

 

まんなかに、青空が見える。

 

遠くのほうで、サワサワッと音がして、

枝葉の風に揺れた。

木漏れ日も、いっしょに揺れた。

 

まるで、

大自然の万華鏡をのぞいてるみたい。

 

お日様に向かって、

一丸となって伸びていく糸杉たちよ。

 

人間だって、ホントは、

みんなまっすぐ、

お日様に向かって伸びていきたいんだ。

 

これでも、

がんばってるんだよーっ!

 

文 作家心理カウンセラー宇佐美百合子

 

 

希望を見つめて

あなたは、

自分が見たいように、世界をみてる。

 

その見方が、

そっくり人生に映しだされてる。

 

世の中はくだらないと思えば、

自分も、くだらない人生しか味わえない。

 

人の能力は無限と信じれば、

自分も、眠ってる能力を引きだせる。

 

だから、

本当にほしいものを選び直そう。

 

人のこころに、

エゴや絶望、不安を見ないで、

思いやり、希望、勇気を見つめて。

 

人生に、

怒りやむなしさ、退屈を見ないで、

感動、やすらぎ、ロマンを見つめて。

 

真に望むものを、こころに築けば、

あなたは、どこまでも

しあわせになれる。

 

 

文 作家心理カウンセラー宇佐美百合子

 

 

愛の力

この人を助けたいと思ったら、

迷わず、手を差し伸べよう。

 

どう思われるだろうか…

という憶測はいらない。

 

役に立てないかもしれない…

という心配もいらない。

 

そんなことを考えてたら、

どんどん愛が遠ざかっていく。

 

相手のことだけ考えて、

思わず自分を投げだすから、

 

とてつもない力が出るんだ。

 

文 作家心理カウンセラー宇佐美百合子