大きな自分が小さな自分を抱きしめる
そういう感じ、わかりますか?
自分のことを一番慈しんで愛してあげるのは、
あなた自身の大切な役割です。
それをしないと、
他人にばかりやさしくしてしてもらうことを求めて
まだ足りない、もっと欲しいと心が暴れます。
底なし沼のような不安の世界に引きずり込まれると、
いつ幸福になれるかわからなくなって怖くなります。
あなたは何にもなくても幸福になれるし、
あなたはいつだって幸福を見つけられるのです。
幸福を感じるのに必要なものは、
ありとあらゆる感情を体験している自分のことが
いじらしくて大好き、という気持ちだけですよ。
何があっても絶対に自分を責めないで、
どうせだめだ、といって白けたりしないで、
とことん応援しつづけるんだという気持ちで、
自分のことを守ってあげればいいんですね。
あなたは命がけで自分に愛を注いでいましか?
どんな状態でも、そこにいる自分を抱きしめて。
泣いている自分も怒っている自分も、
ただただ、やさしく抱きしめて。
文 作家心理カウンセラー宇佐美百合子