ときの力

どんな感情も、思いっきり味わったらいい。

 

少しもおびえないで。

 

たまには、身を裂かれるような胸の痛みや、

どうにも涙がとまらないことだって、

あるかもしれない。

 

だけど、

決して自暴自棄にならないで。

 

苦しいときは、

ただときという

宇宙の乗りものに身をよせて、

越えていこう。

 

ときは、時、溶き、解きに姿を変えて、

傷ついた自分を守ってくれる。

 

時は

苦しみが通りすぎるように流れて、

 

いつしかココロの痛みを

溶きはなって、

 

そっとこだわりを

解きほぐしてくれる。

 

しばらくしたら、

ふたたび笑顔で、

歩き出せるように。

 

 

文 作家心理カウンセラー宇佐美百合子