いのちの呼吸

若いときは考えもしなかった

静寂へのあこがれ。

 

こころ静かにありたいと思う

切実なねがい。

 

身をこがすような

ときめきもいいけれど、

 

背中あわせの葛藤は、

もう、望まない。

 

ただひそやかに、

 

生かされているようなよろこびを、

吐いたり吸ったりしていたい。

 

 

 

文 作家心理カウンセラー宇佐美百合子