いまできること

死ぬときがきたら、

あっさり受け入れよう。

ジタバタしないで、今回の人生に幕を引く。

 

死は、この人生に幕がおりて、

新たな人生のテーマが鳴りひびく、

おわりというはじまり。

 

だいじょうぶ。

ちっともと特別なことじゃない。

 

数えきれない死を体験しながら、

覚えてないだけなんだから。

 

死にざまと生きざまは、結局はいっしょ。

 

いかにおだやかに死んでいくかは、

いかにおだやかに生きてるかを見ればわかる。

 

だから、

そのために、いまできることをしよう。

 

たかだかと目標をかかげて、

もってるやさしさを完全燃焼させて。

 

いまを、存分に生きよう。

 

 

文 作家心理カウンセラー宇佐美百合子