こころのなかを、
うまく言葉でつたえるのは
むすかしい。
適当な言葉を探して、
モゴモゴする。
相手の顔色をうかがって、
あせりだす。
はっきりすっきり
気持ちを表現できたら、
どんなにいいだろうって、
ずうっとおもってるのに、
一度もできたためしがない、
クチベタな自分。
でも、たまにはいいことだってあるよ。
相手のこころが、
よーく観察できるんだ。
すると、
うまく言葉にならない人の思いに気づくし、
ちょっとしたやさしいしぐさを見逃さない。
嘘をついてる表情だって、すぐわかる。
言葉と言葉のつきあいより、
こころとこころのつきあいなら、
うまくいくかも。
それって、
もしかしたらすごくステキなこと?!
いつだって、
そんな深いふれあいが、
自分にはできるってことだよね。
文 作家心理カウンセラー宇佐美百合子