勇気をふりしぼって

悪い人じゃないから、

それ、ちがうとおもうとつたえるのに勇気がいる。

 

ても、

自分らしく生きていくために、

目的のちがう人から

離れていく勇気も、必要なときがある。

 

うるうるしながら、

振り返らないで、正直に歩いていくしかない。

 

とはいっても…

 

好きな人が離れていくのは

やっぱり、さみしい。

ぽっかりこころに穴があいたようで

やりきれない。

 

でも、この空席をうめるだれかが、

どこかで、すでに待っているかも…

 

そう、おもうだけで、

ほんのちょっと、すくわれる。

 

 

文 作家心理カウンセラー宇佐美百合子