2019-12-03 雲とわたし ドラゴンのような形の雲が、 ゆったりと流れていく。 ポカンと見とれてたら、 雲に、マヌケ顔を見られた。 この前は、 ぶりぶり怒ってる顔で、 その前は、 グチャグチャの泣き顔だった。 雲は、 どんなわたしも黙って見てる。 ぜったいに、 こっちのほうがいい、なんていわない。 自分も、気ままに、 クジラになったり 小魚になったりしてみせる。 だから、わたしは雲がスキ。 文 作家・心理カウンセラー宇佐美百合子