野の花のように

野の花は、

野の花のまま。

 

それ以上になろうとも、

それ以下でいようともしない。

 

いつも、純粋で、素直で、

疑う余地がない。

 

自然のものたちは、

分をわきまえてるから、

みんな、可憐。

 

わたしは?

 

大きく見せようとして背伸びをし、

自信をなくして、たちまちヘコむ。

 

迷い、苦しみ、不安が消えない・・・

 

これからは

等身大の自分で、

 

野の花のように

可憐に、人生をまっとうしたい。

 

 

文  作家・心理カウンセラー  宇佐美百合子