遊んでばかりいないでもっと勉強しなさい!
そう言われて育った人は多いのではないでしょうか。
遊んでばかりいてはいけないという観念は、大人になると怠けてはいけないしっかりはたらかなくてはいけないという観念に替わります。
すると困ったことに、心や体がもう限界だと感じてもなかなか休もうとしなくなります。休むことと怠けることはまるで違うのに、心身が壊れるまで足を止められなくなってしまうんですね。
あなたにもそんな傾向がありませんか?
勤勉だけが取り柄ならアリとかわるところがない。何のためにせっせと働くかが問題だとアメリカの作家、ソローは警鐘を鳴らしました。
もし、あなたが心と体に疲れを感じていたら、休むことをためらわないで。
足を止めてソローの言葉をかみしめてみましょう。
休息の時間にこそ、きっとより深く生きるヒントを見つけられるから。
文 作家心理カウンセラー宇佐美百合子