耳をすませば

夜の闇に閉ざされても、
あなたは、ひとりじゃない。


いつだって、耳をすませば
ほら、なんでも引き受ける・・・って、


星たちのささやきが聞こえる。



かなしみや痛みは、ぜんぶ
ボクたちにあずけたらいい。



雲におおわれて姿が見えない夜も、
その向こうに、ボクたちはいる。



あなたのこころが、ほほえんで、
やさしい朝が迎えられるように、



今夜は、星たちに祈ろう。





文 作家・心理カウンセラー宇佐美百合子