2020-03-14 コップ一杯の水 ジリジリと日差しがきつくなると、 早く秋にならないかなっていう。 そういう人は、たいてい、 冬に、夏を恋しがって、 夏に、冬をしのんで過ごす。 若いときは 早く大人になりたがって、 大人になれば 子どものころにかえりたがるのと どこか似ている。 それって、なんだかもったいない。 生きているっていうのは、 今、感動があるってことだから。 夏は、夏の暑さを楽しもう。 すると、コップ一杯の水が、 しあわせを運んでくれる。 文 作家・心理カウンセラー宇佐美百合子