タマシイの計画

もし、

 

すごく傷ついて、

わんわん泣いて、

 

生きていくのもいやになるくらい

大きなココロの痛みを、

若いうちに体験してしまおうって、

タマシイの自分が決めてきたとしたら?

 

あるいは、

 

病気にむしばまれて、

カラダの自由をうしなって、

 

どうして自分ばかり…

というつらい人生経験を

あえて味わおうって、

タマシイの自分が計画してきたとしたら?

 

なぜだろう…

って考えてみる。

 

もしかしたら、

絶望して流した涙の分だけ

他人を思いやれるようになったり、

 

それがいつしか愛に変わって、

ほんとうの強さが

つちかわれていくとしたら…

 

そのほうが、

きっといい人生になるにちがいない。

 

だって、

タマシイの自分は愛だから、

 

なんとかして、

ココロとカラダを、

 

あふれる愛で

満たそうとしてるんだ。

 

 

文 作家心理カウンセラー宇佐美百合子