春・夏・秋・冬

見わたす限りの雪景色、

白い静寂につつまれた、冬。

 

泥だらけになった雪が消え、

いっせいに新芽が吹きだした、春

 

緑の草原をアリがゆきかい、

サンダルにものぼってきた、夏

 

今、おなじ場所を、

落ち葉を踏みしめて歩く、秋。

 

大自然の営みは、

いっときも、とどまらない。

 

くり返してるように見えて、

毎日、毎日、ちがってる。

 

人間は、大自然の一部。

 

こころもからだも、

明日は、ちがうドラマを体験する。

 

 

 

文  作家・心理カウンセラー宇佐美百合子