浜辺にたたずんで、
ゆるやかに弧を描く水平線を
見つめてた。
真っ赤になった太陽が、
もうすぐ、
水平線の向こうに沈む。
ふだんは、すっかり忘れてる・・・
足元の地球がまるくって、
地球が、太陽のまわりを
まわってるなんてこと。
まあるい太陽と惑星たち。
大空のかなたには、
そんな宇宙が、
無数に存在してる。
そのなかのひとつの、小さな星。
その星で生きてる
何百億、何千億という生きもの。
そのうちのひとつが、人間。
そのなかのひとりが、わたし。
わたしの悩みなんて、
なんだか、
ものすご~く、ちっぽけ。
文 作家・心理カウンセラー宇佐美百合子