子どものころに

朝、目が覚めて鏡を見た。

 

そこには、

ボロボロに疲れた自分の姿があった。

 

こんなはずじゃなかった。

 

思い描いた暮らしをするために、

がんばってきたのに…

 

打ちひきがれてないで、

ちょっと、休もうよ。

 

分別のある大人の自分を、

今は、横において、

 

無垢でわがままな、

子どもの自分に、帰ろうよ。

 

文 作家心理カウンセラー宇佐美百合子