不思議の国

無邪気になれば、

けっこう楽しい。

 

見過ごしてしまいそうな

小さなことに、

いちいち感動したり、

 

たわいないことに、

こおどりしてよろこぶ

自分がいる。

 

そしたら、

ごくふつうの人生だけど、

なんだかステキにおもえてきた。ふりかえれば、

 

これって、

子どものときはあたりまえだった。

 

不思議な国は、

ずうっと、ここにあったんだね。

 

あのときのまま、無邪気な世界に。

 

 

文 作家心理カウンセラー宇佐美百合子