なくしたもの

子どものときは大切にしてたけど

もう、見向きもしないものがある。

 

たとえば、四つ葉のクローバー。

 

どうして、もういらないの?

あんなに夢中になって探したのに・・・

そんなことしても、ムダだって思うから?

 

たとえば、ドキドキして見たアニメ。

 

どうして、もうバカらしいの?

見れば勇気がわいたのに・・・

主人公の気持ちには、もうなれないから?

 

さみしいね。

そんな大人になりたかったんじゃない・・・

 

今からだって遅くないよ。

なんでも疑って、

いちいち計算するクセをやめれば、

 

無邪気なココロが

すぐ、息を吹き返すよ。

 

 

文  作家・心理カウンセラー宇佐美百合子