人生が、はじめからおわりまでわかってたら、
たぶん、ぜーんぜんおもしろくない。
人生は、どうあがいても変えられないとしたら、
まったくやる気をなくす。
そこで、こんなふうに考える。
もし、きまってることを宿命というなら、
それは、ひとりひとりが、
いつ、どこに、どうやって生まれるか。
どんな容姿で、どういう課題をかかえるか。
その課題が、生まれたわけを秘めている。
でも、
自分の課題に、どれくらい苦しむのか。
人生を楽しむのか、楽しまないのか。
この一生で課題を解決するのか、しないのか。
それは、
それぞれが自由に運んでること。
だから運命っていう。
ということは、
人生がどのくらいおもしろいかは、
真剣に生きてみなければ、
ぜったいにわからない。
文 作家心理カウンセラー宇佐美百合子