これだけは

この世では、

目に見えるものは、

すべて刻々と姿を変えるから、

 

ヒトだって、

大人になったあとは、

年を負うごとに老いていく。

 

それは

さだめってわかってても、

だれもが

外見の若さに執着してしまう。

 

中身の若さよりも…

 

でも、

移ろうさだめのものに

ココロを奪われると、

苦しみがふえていくみたい。

 

お金もおんなじ。

 

お金はめぐるエネルギーだから、

とても有効だけど、

モーレツに執着すると、

お金で不幸になったり、

 

不安におびやかされてしまう。

 

だったら、形のない、時間がたっても変わらないものに、

永遠の価値を見つけるほうがいい。

 

そのほうが、

やすらいでいきられるとおもう。

 

時代や、国や、性別に関係なく、

ふえたりへったりしないで、

 

いつもあるもの…

 

いろいろ考えてみるけど、

どうしたって、

さいごは愛にたどりつく。

 

もし、

ヒトの本質が、愛そのものだとしたら、

それより価値のあるものって、

人生にある?

 

 

文 作家心理カウンセラー宇佐美百合子