予感

背筋がぴんと立つような、寒い朝


それでも、植物たちは
春の訪れを予感する。


大きな成果をめざし、
堅く閉じたつぼみを
少しずつ、ふくらませていく。


さあ、あなたも
絶望の淵からはいあがって、
胸にしまいこんだ夢を
復活させよう。


どんなに時間がかかっても、
かならず、この苦難から脱してみせる!


そう誓うとき、
人生に、春が近づいてる。





作家・心理カウンセラー宇佐美百合子